パーソナルで、オリジナルで、ダイレクトなメッセージ。

「はがきの極意」より
つまりこれは“直筆”はがきのこと。お客様に書く以上は「ちゃんとしなければ」と思ってしまいがち。
直筆はがきが書けない原因のひとつはそこにある。まず、その「ちゃんと」というのを頭から外すことが大事なのだ。
“人にまかさず、自分で書いた。機械なんぞでごまかさなかった。正真正銘わたしのはがき。”もうこれで充分だという。
もしそれにお金をかけずにちょっとした工夫があればなおいいだろう。
パーソナルで、オリジナルで、ダイレクトなメッセージ、とシンプルなこの基本を守ればいいだけだ。DMは“ダイレクトなメッセージだ”と考えるべきなのだ。
筆者はある人に対して次のように激励している。「きれいがなんだ、ヘタクソがなんだ!・・・世界でただ一枚、これ最強!」と。
さらに別の箇所では“切り札”を出している。「悪筆は三度読まされると目が慣れる。」またヘタな文章も個性だと思えばいいのだという。
“大切なのは技術ではないはず。熱意であり、誠意であり、タイミングも重要。”とも強調する。
悪筆の私などはこんなたたみかけて来る言葉にも背中を押されてしまいそうだ。
でも、考えてみれば、これははがきを越えた極意でもあるな。人生そのものではないか!