速いが勝ち。そして速いが価値。

「はがきの極意」より
筆者の言葉のうまさには思わず引き込まれる。もう、それだけで下手な解説やコメントなど必要ないほど。
つまり極意のひとつは拙速(せっそく)なのだ。この意味は「下手ではあるが出来上がりの速いこと」だという。
スピード、それは相手への思いやりのバロメーターでもある。思う度合いが低いほど遅くなるのだろう。
はがきはスピードがある(つまりさっと書いてすぐ投函)というだけで書いたものに付加価値がつくのだ。
さらにその拙速を実行する際に筆者は次の3つの「ム」を提案している。
1.ムキになる。・・・むきにならないと書けないもの。書くぞという意気込みだ。
2.ムリをする。・・・たとえ疲れていても無理をして書いてしまう。
3.ムシをする。・・・書いてちょっとしたミスがあっても無視をする。
直筆はがきで大事なことはイキオイとノリで書いてしまうことなのだ。
お客さんを持っている人はまず、手元にはがきを用意することからはじめなければならないかな。