カバンとは不安解消の装置である。

日経ビジネスアソシエ(2005.6.21)より
この号の特集は「いつも目標を達成する人のカバンの中身」だった。こんなコピーに魅かれて最寄の書店で衝動買いしてしまった。
山根一眞氏(ノンフクション作家)のカバンの中身はすさまじい。“書斎を丸ごと詰めてどこにでも持ち歩く”がまったく誇張でもないことをうかがわせる。
その主な中身が写真で紹介されていた。3台の携帯電話、ノートパソコン2台(うち一台は超小型)、電子辞書、ラジオ、ICレコーダー、超小型望遠鏡、デジタルカメラ、筆記用具、通信用の各種カード、ダイヤモンド鑑定用ルーペ、気象計およびメジャー、コンパクトライト、自身の本、小型ビニール袋・・・など22種類(点数はさらに多い)にも及ぶ。
これらは普段の取材活動をしている時のものだという。彼は「新幹線の中であろうと飛行機の中であろうと、今やらねばならないことが、仕事場にいる時と同様の環境でできなければ、安心して仕事場を離れることはできない」ともいう。
凡人には道具を手にして使い方をマスターし使いこなすだけでも時間がかかってしまう。しかも、これだけのものを持って移動するだけでも疲れてしまいそうだ。そのためにはまず、体力をつけねば・・・な。しかし自分のカバンにはゴミや無駄なものが実に多すぎる!