家の外にソーラーパネルを置いていた・・・

AERA2005.5.16号より
なんとこれを置いていたのがホームレスのおじさんだというから驚きだ。
「自分の家を自分で作る」という特集記事でホームレスの家を研究テーマにした坂口さんというアーティストのことが書かれていた。
彼は早稲田大学理工学部建築学科の卒業論文にホームレスの住居を取り上げたというからちょっと驚き。そのため全国を回ってホームレス建築まで撮影していた。しかもそれが「0円ハウス」という本にまでなっている。
なかにはバッテリーで自家発電をし畑で野菜を育て、自給自足しているホームレスのおじさんもいるらしい。もう、そこまでいったらマイホームと呼べそうだ。
また、家の外にソーラーパネルを置いているおじさんは、それを秋葉原で1万円で買ったという。日中ためた電気を使い夜はポータブルテレビを見ている。夏は1日充電すれば6時間テレビが見られるらしい。かなりすすんでいる!
どちらも、考えようによってはなんとも環境にやさしい生活ともいえそうだ。誰もが遠くから眺めたり素通りしてしまうホームレスの住居にもそれぞれ創意工夫しながら生活していることがうかがえる。
建築家の視点でみると、場合によってはこのように見えないものが見えてくるのかもしれない。