「マツケンサンバ」には馬鹿馬鹿しいほどの上機嫌がある。

「上機嫌の作法」より
筆者は上機嫌の例として「マツケンサンバ」を取り上げている。さすがいいところに目をつけている。殿様がド派手な衣装で軽快なサンバを踊る。ノリのいいリズムだ。
昨年大ブレークして今もなおそれが引き続いている。でも、いきなりブームになったわけではなかった。松平健さんはもう10年も前から自身の公演でやり続けていたのだ。長年の創意工夫が凝らされていたからこそ、大ブレークにつながったともいえる。
ところで、似たようなものがあったのをふと、思い出しました。
一つは北野武監督、主演の映画、「座等市」のラストシーンで出演者全員がリズムよくタップダンスを踊っていたことだ。時代劇とダンスの組み合わせは意表をついて面白かった。
二つ目は徳島をはじめとする阿波踊りだ。踊るアホウに見るアホウ。おなじアホなら〜〜というやつだ。どうせ踊るならこんなふうに上機嫌でなければな。
また、上機嫌でなければ踊る気にもならないか。そんな雰囲気に浸っていたのはもうかなり昔のことになってしまった・・・