不機嫌に見えるという十字架を背負っている。

「上機嫌の作法」斉藤孝著より
いったいどういう人がそんな十字架を背負っているのかといえば、四十代以上、特に四十五歳を過ぎた男性は激しく不機嫌になるという。ちょっとドキッとしてしまう。
つまり中年といわれる年齢にさしかかった人たちは、実際には不機嫌ではなくても、ふつうにしているだけでもそう見えるらしい。気をつけねば。
早い話が体が硬くなって反応が鈍くなるから、笑いにくいからだになって「笑う」という当たり前の動作さえも自然に出来なくなるのだという。
その結果、人から見れば不機嫌にみえることになる。となると、意識的に上機嫌になるようにしなければならないのだ。体を柔らかくすることも必要になるか。それから微笑む訓練をしなけばならない。
対人関係で上機嫌ムードにする基本が書かれていた。1.目を見る。2.微笑む。3.頷く。4.相槌を打つ。
どれも当たり前のことだ。でも、中年男といわれる自分が常に出来ているかもう一度チェックしてみる必要もありそうだな。