ちょうど80円分くらいの個人的内容。

「手紙を書きたくなったら」木下綾乃著より
そういえば、最近ケータイやパソコンのメールやHPの掲示板以外の本当の手紙を書いていないことに気づく。せいぜいハガキくらいは時どき出すが。
実用向きだけならデジタル文字のメールでも十分かもしれない。でも、やはり手紙にはデジタル文字とは全く違ったよさがある。その人のぬくもりが直に伝わってくる。何度も手にとって読み返せる。
80円切手を貼った手紙なら便箋にかなりの分量の内容を書ける。ハガキでは書けないような個人的内容もたっぷりと。相手に着くまでは時間がかかるが、やはりそれなりの価値があるようにも思える。
考えてみれば、メールは便利でお手軽だが、そうそう急いで伝えなくてもいい内容のものが多い。メールはあまり考えなくてもけっこうすらすら書いてしまう。まるでしゃべりことばに似ている。
しかし、直筆の手紙やハガキとなるとやはりちょっと考えてしまったりしますね。もう一度80円の価値を考えてみよう。