サービスはボディーブロー。

「あなたのサービスが伝説になる」中谷彰宏著より
著者はサービスを匂いにたとえている。結局、“あるかなきか”が大切ということになる。
よく電車やバスに乗ると香水の匂いがきつい女性が近くにいるときがある。私など思わず鼻に刺激が加わってくしゃみが出てしまうときさえある。狭い車内では避けようがないときもある。やはりそのような人工的な香りはあるかなしかがちょうどいい。トイレの芳香剤も全く同じ。
サービスも、“これがサービスだ”とか“これでもかこれでもか”というような大げさなものは嬉しくも感じられない。サービスはほのかな匂いのように、じわじわとゆっくり効いてくるボディーブローでなけらばならないのだ。
ボクシングや格闘技ではたまたま一発のパンチで決まってしまうこともあるが、それはラッキーパンチというもの。勝負の世界ではいつもそれが通用するほど甘くはない。同様なことがサービスにもあてはまる。
サービスするなら、ほのかな匂いのするサービスを心がけたいもの。それは一見簡単そうなことだが、なかなか難しそうなことでもあるな。なにせ目に見えるものじゃないですからね。もう感覚の世界・・・センスの問題・・・