「孤独」を自らを磨く技にする。

「使える!『徒然草』」より
大人でも子どもでも勉強といえば学校の授業を受けたり、塾にいくことだと思っているもの。しかし著者は習ったことをきっかけにして、一人で練習、掘り下げなどをする作業こそ本来の勉強だと言う。
同感である。武道を考えてみるとわかりやすい。道場ではなにをすればよいかを教わるだけで、あとは習ったことを一人で練習して身につける、ということになる。
習うことと練習して身につけることはしばしば混同しがちだ。
勉強に限らずスポーツの世界でも、超一流の人は「一人の時間」を有効に使って自らの技を磨いている。もちろん同僚や友人とのコミュニケーションも当然大切にしなければならないが。
原文では「まぎるる方なく、ただひとりあるのみこそよけれ。」(何の用事もなく、何にも心を煩わされることなく、一人でいるのが何よりも好ましいことである。)
わずか3ページだったが自分にとっては内容が濃い部分でもあったな。