グローバルなブランドがその品質を保つための気概。

朝日新聞 日曜版3月27日全面広告、朝日求人の吉田忠裕氏のことばより
たまたま、ブランドという一つのキーワードが頭に残っていたので、目に入った広告記事でもあった。
吉田氏はファスナーで世界的に有名なYKK代表取締役をしている。そこにグローバルなスポーツ用品メーカーのアディダスの会長から全製品のファスナーを引き受けて欲しいと申し出があったのだ。しかもわざわざ、吉田氏が出向いていた富山工場まできて100%の供給を依頼したという。
これはアディダスが今後も世界を魅了するための執念ともいえる。そこに吉田氏はアディダス会長の品質を保つための気概を感じたという。YKKもまたグローバルな一流企業である証拠ともいえる。
また、エクセレントといわれるブランドは同時にメーカーの生産スピードにあわせられるだけのタフさを備えていることが必要だという。
こんなことから、ブランドはそれ自体が迫力でもあるといえそうだ。単に名前が知られているだけでなく、その中身の信頼度がすごいからこそ継続しているのだろう。“たかがファスナー、されどファスナー”という言葉も印象的だ。