ただ読むだけでなく、考え、調べ、検証する。

PRESIDENT 2005 2.14号より
なんとこれをやっているのは小学一年生だった。ある愛知県の小学校の授業で入学したばかりの一年生に辞書を引き活用することを教えた。すると子供たちはゲーム感覚で辞書引きを楽しんだという。
しかも、全学年での辞書引きのコンクールではその一年生が六年生を圧倒して上位10名を占めてしまったという。日々の訓練はすごいと思わせる。
さらに、国語辞典の間違いまでも指摘するまでになってしまう。たとえば、タンポポの背丈は15センチから30センチとある辞書には書かれている。しかし、中には50センチ、1メートルを超えるものもあるのだった。そんなことから、辞書にも嘘が書いてることを実践から学んでいる。
辞書は引いてそこに書かれている意味を鵜呑みにするのではなく、考え、調べ、検証するものでもあったのだ。常識にとらわれた大人には見えないものも子供には見えている。