「アートソムリエ」という肩書き

AERA2005.3.14号より
この肩書きを考案したのは、絵画好きのある山本さん(57)というサラリーマンだった。
その前にサラコレっていう言葉もこの中に出てきた。これも初めて耳にする言葉だ。何かと思えば、小遣いで好きな絵画を買うサラリーマン・コレクターのことだそうだ。なるほど略せばそうなる。
さて、先ほどの山本氏は、毎週土曜日には10件ほどの画廊をまわるという。好きな絵画を見つけて購入するためだ。もちろん自分の趣味にあった作品との出会いを求めている。今後有望な作家を見つける楽しみもあるという。
アートソムリエなんて結構響きのいい言葉でもある。
LDKのマンションの自宅にはぎっしりと買った絵画が詰まっているらしい。気になる値段は数万円から10万円台が中心で、上限は50万と決めている。
私は趣味としての絵画は描くことばかり考えていたが、このようにコレクションとして楽しむサラリーマンのコレクターがかなり存在することを知ってあらためて驚いた次第。
純粋に芸術を楽しみ、投機の対象でないところがまたいい。美味しいワインなんか飲みながらお気に入りの作品をたっぷり鑑賞できたら最高ですね。