“理想を求める思いの原石”は誰の胸にも埋蔵されている

鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く」勝見明著より
簡単にいえばああなりたい、こうありたい、というのが理想を求める原石ということになる。それは誰もが思うことだが、それはどうやって磨いたらいいのだろうか。
鈴木氏は、その原石が磨かれるのは職場で直接いろいろな経験をするからだという。さらにはビジネスにおいては仮説を立てて挑戦する力ともなるらしい。
鈴木氏の大きくて強力な理論の一つは「仮説とその検証」だ。そのはじめの仮説創出力こそ大事なことだと述べている。
「新しいことに挑戦しようとする意欲、その心境こそが“生きる”ということではないでしょうか」(鈴木氏)
というふうに、ビジネスばかりでなく生きることそのものについても触れている。経営のなかに心理学を取り入れたところが、鈴木メソッドのようだ。
ちょっと異質なものどうしを融合させるとそこに化学反応が起こって今までにないものが生まれたりする。やはりとことん考えている人は一味も二味も違う!これから先を読むのが楽しみだ。