「量より質」でなく「量こそ質」

「日本語トーク術」より
とかく一般的には“量より質だ”、といわれることが多い。しかし、斉藤氏によれば、どんなことでもやってすぐ休むやってすぐ休むの繰り返しでは体力がつかないという。実際には量をこなさないと体力も実力もつかないのは確かだ。仕事にしても同様のことが言える。
斉藤氏の持論だが、ほかの本にもつぎのようなことが書いてあった。技を習得するには量をこなさなければならない、と。それは万の単位の繰り返しを伴うものらしい。
そして、量こそが質的変化を起こす、というのが基本になる。だから、量より質っていうのをあまり信用してはいけないのだ。彼によればそれはよくないスローガンだという。
まあ、質を念頭に置きながらも量をこなすというのが理想的だといえそうだ。