練られた言葉はあとを引く。

「日本語トーク術」斉藤孝・古館伊知郎著より
この本は2人の人気者の対談を収録したもので読みやすい。書かれている言葉がすべて話し言葉になっている。9時間にも及ぶ「言葉の格闘技」と古館はいっている。お互いにしゃべることを仕事としているだけあって、興味深い内容がつぎつぎとでてくる。
そのなかで斉藤は古館の使うフレーズには練りがあるという。無意識のうちに練られた言葉はやはり人の心にも残るらしい。よく私たちの、雑談のなかにはほとんど意味のない言葉が連発される。しかし、古館はしっかりと言葉を練っているからこそ、同じ業界に生き残っていられるという。
やはり、第一線で活躍できる人にはそれなりの地道な努力が必要なことを痛感する。これからは行き当たりばったりやちょっとした思い付きだけでしゃべるのを慎まねば。でも、できるかな・・・