見えないものをみる力を磨く。

THE21 2005年2月号「もっと力を」のコーナーより
ビジネスで成果をあげるには、こんな考え方もあるっていうことらしい。
ビジネスの達人たちの多くは、目に見える一つの手法を追いかけたりしない。実例として近所に酒のディスカウントショップがあるにもかかわらず、ビールが正価で売れる酒屋があるという。どうしてそんなことが可能なのかの答えは一つではない。これといった特別な手法を用いているわけでもない。お客との人間関係づくり、お酒の愉しみ方を教えて喜ばれる、店の雰囲気作りがいい・・・さまざまなことが考えられる。
つまり成果はいくつかの原因の相互作用から生み出されている。学校の試験のように一つの問いに対して一つの正解が用意されているというわけでもない。マニュアルや参考書にはないこと、また言葉では説明できないことが一番大事なのだ。
見えないものをみる力をつけて実行したときに、はじめて成果を期待できるということらしい。とかく、すぐに正解を求めようとする態度からはなにも期待できないことがわかった。世のなかそう単純にものごとは進まないもんですね。だからこそ、勝ち組と負け組みに分かれてしまうのかもしれない。