グッドアイデアも実現しなければ意味はない。

PRESIDENT2005年1月3日号より
MVP社員の秘密という特集の中でのフレーズ。別に当たり前だといえば、そのとおりだ。でも、日常では意外に忘れがちなのも確かだと思える。
よく、絵に描いた餅という表現があるがそれとも似ている。いくらいい案を出したところで、それを実行して効果があがらなければどうしようもない。大抵はこうすれば、こうなるはずだというようなことがある。でも、実際にやってみても期待するほどの効果が得られないことのほうが多いもの。何事も頭の中で考えるほどうまくはいかなかったりする。
たとえグッドアイデア(商品)を思いついたとしてもそれを満足する形にするのは大変なことだ。まず、思いつきを書き出したり図面にしてみる。(ほとんどはその段階にすら至らないで、アイデアは消えてしまうに違いない。)
それから試作する。この段階でもかなりの試行錯誤があるはず。ようやく完成したとしてそれが市場に受け入れられるかどうかはまだ未知数ということになる。初めの期待通りの成果があがってようやく実現したと言える。そうなると、本当に意味のあるアイデアを実現するのは並大抵ではないことがわかる。いま私たちの周りにあるヒット商品はそんな過程を経て出てきたことにも気づく。