情報が豊かになると、考える能力がなくなるのが恐ろしい。

「商品企画のシナリオ発想術」より
商品を実際に手に取る前にいろいろなカタログやチラシ、インターネットなどで情報は得られるが、そればかりに頼っていたら観察力が衰えてしまうらしい。商品と同時にそれに関する評価や観察された情報がすでに流れているならそれを読むだけで大まかなことはつかめてしまうもの。
ただし、本当のところは、実際自分が手にして試してみなければわからないものだ。自分の感じたものが本当の情報といえるだろう。それで、どう考えるのかをしなければならない。
ものがなければ、あるものでどう創意工夫するかということのなかから新しい発想が生まれるような気もする。すべていまある便利なものはその前の段階で不満だったものから生まれてきているともいえそうだ。確かに現状に満足しきっていたらなにも生まれそうにもない・・・