不満、不安、不思議の三つの「不」は、“ネタづくり”のタネそのもの

「商品企画のシナリオ発想術」田中央著より
この著者の田中氏は富士写真フィルムに勤務していたときに、「写ルンです」という、今で言う使い捨てカメラのコンセプトをつくった人だ。現在は田中デザインオフィスの代表をされている。私も過去何度かお目にかかったことはある。
さて、氏によれば上記の3つの「不」が発見できれば解決の第一歩を踏んだことになるという。ここでいう解決とは新しい価値を創造することを意味している。
不満は満足への、不安は安心への、不思議は納得への発想の原点といえる。とにかく問題意識をもって観察することからはじめるのがいいかもしれない。
「ネタのタネ」は回文でもあるか・・・なんとなくつかみどころがなさそうだが、そこをうまくつかめるかどうかが問題に違いない。