表作りや企画書作りがいくらうまくても、しょせんそれだけのこと。

「笑いの経済学」より
ここでは、総研=シンクタンクというものを引き合いに出している。彼らはデータやある種の指針は出すが、絶対に責任は取らないという。
これは実感としてもわかる。データやレポートより、お客さんの実際の反応を見ていることのほうが正しく実態がつかめたりするもの。
木村氏は「数字や文字では人間の行う経済行為=商売のすべては語りつくせない」とも言っている。そして、「顧客との密接な関係こそを優先させるべきだ」とも続けているが、それは納得できる。つまり現場を知っていなけば、データなどそのまま鵜呑みにするのはちょっとまずい、ということであろう。
“しょせんそれだけのこと”っていうのは痛快な一言でもある。