多くの人は、練習量のわりに成果が挙がらないと感じる時期にやめてし

「THE21 12月号」小阪裕司氏の“もっと力を!”の連載より
なんだか自分に向かって言われているようで、気になったフレーズ。仕事でも運動でも遊びでも単調なことを繰り返しているのに、なかなか目に見えて成果が現れてこないとき、やはりダメかとあきらめてしまうことばかり。
一般的には練習量のわりには上達しない時期がしばらく続いて、上達や成果はその後にやってくるという。でも、技術の習得ということを考えたらすべてそんな感じらしい。そんなものかな、とも思ってしまう。根気よく続ける修練をしなければならないのだ。ここまでやれば、という見極めが難しそうだ。
イチローはもともと才能があった選手には違いないが、ドラフトでは4位指名、二軍からのスタートだった。しかし、練習量はいまでも人の何倍もしているという。しかも、それだけでなく道具類や体のコンディションにも細かい気を使っている。だからこそ、世界のトップレベルでやっていけるのだな。つまり並みのプレーヤーはまずその練習量をこなすまでいかない。
結局、その仕事がよほど好きでなけりゃ続かないってことでもあるかな。あとは強い覚悟か。