誰とでも会話の糸口をみつけられるか。

「コミュニケーション力」斉藤孝著より
何気ないこの一言ではあるが、これを実践するのはそうたやすいことではない。実際社会人になると接する人の年齢幅はいやおうなく広がるし、性別も選べないもの。
しかし、そんな中でもコミュニケーションをしなくてはならない。また、年齢や性別だけでなく相手の社会的な状況も察知しなけば、きっちりとした会話は出来るものではない。
そんな場合はとりあえず世間話をはじめるといいという。とにかく、世間話ができることで気持ちが楽になる。
誰とでもすぐに世間話ができるだけでも、かなりコミュニケーション力があるということになるわけだ。
個人的には自分より年齢の高い人たちと話をする機会が多い。しかも社会的地位が高い人もたくさんいらっしゃる。でも、そんな人生の先輩がたからはいろいろ教えていただこう、という気持ちがあれば、世間話もしやすいもの。
それからまったく逆の考えももっている。それは相手の年齢や社会的地位が上だからといって、べつに何でも物知りだということはない、と思っている。実際自分のほうがより詳しく知っていることだってあるはずだから。そう考えると、けっこう会話の糸口が見つかるかも知れない。