コレステロールに悪玉と善玉があるように、癖にも悪玉と善玉がある。

『「できる人」はどこがちがうのか』斉藤孝著より
先日もこの本からのフレーズを書いたが、読み進むうちにまた気になるフレーズに出会った。
自分自身もコレステロールが気になるが、癖にも善玉と悪玉があったと聞きまたまた気になってしまった。ここで著者が言いたいのは癖の技化(わざか)であった。
オリジナリティ(独自性)が重視される領域においては、基本は押さえた上で、自分の癖を技にアレンジしていくやり方も、効果的だと述べている。
そういわれると、すぐに野球選手の例が頭に浮かんできてしまう。メジャーで活躍する野茂投手のあの上体をひねったトルネード投法は誰にも真似ができないものだがそれですごい実績を上げてきたのだから善玉の癖ともいえよう。また、オリックス時代にも安打を量産していたイチロー選手の振り子打法や、巨人のローズ選手の打席でバットを揺さぶる癖もそれで本塁打を量産しているのだから善玉の癖だ。
とりあえず、自分の癖を善玉と悪玉に分けることからはじめてみなければ。でも自分には、善玉と思える癖があるかどうか・・・