働く気概をなくすと、気持ちのレベルダウンは早い。

働く気概をなくすと、気持ちのレベルダウンは早い。
「孤独が一流の男をつくる」川北義則著より。
筆者は、講演などで「どうか皆さん、死ぬまで働いてください」と言うらしい。これからの「ひとり社会」を元気で生き抜くためにはこの心構えでいたほうがいいとアドバイスしている。
気が緩むと体もなまり、あっという間に老け込んでしまうという。たしかにそれは言えそうだ。どんなことでもやりがいを持って過ごしたいと思うものだ。また無理して気が進まない仕事では逆効果かもしれないとも思える。
「ひとり」で生きる大前提は経済的自立だというが、それは頷ける。金額は小さくても、稼ぐ力を確認できる生き方をすべきだという。たとえ、それが投資でも稼ぐ力といえるらしい。
金持ちほど、投資はやっているからだ。
つい最近、野菜の水耕栽培という本を購入し、さっそく試している。細かい種をまいて、新芽がどんどん出てくると、もうそれだけで嬉しくなるものだ。庭の土ではもう何年も前から家庭菜園をやっているが、部屋でやるものよさそうだ。
これも趣味と実益を伴っていてやりがいを感じられそうだ。少しでも新鮮な野菜を自給できれば、その分稼いだのと同じことと思える。

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人生を楽しむ三つの条件。
「孤独が一流の男をつくる」川北義則著より。
第一に「好奇心を持つこと」だった。面白そうなことをとりあえずやってみるというのもよさそうだ。
第二に「素直になること」だった。素朴な心を持っていれば、今まで気づかなかったことにも気づけるようだ。子どもが何でも面白がれるのは、素直だからだろう。
第三に「どんなことも肯定的に考えてみる」。これは上記2つとも関連していそうだ。どんな時でも楽しめるのが、一流の男だという。
好奇心、素直、肯定的が実践できればいいということだった。たいていのものごとは3つぐらいにまとめると、理解しやすいものだ。

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おもしろおかしく仕事をしたら人の半分も疲れません。効率は倍になります」
「孤独が一流の男をつくる」川北義則著より。
こう語っているのは、堀場雅夫氏だった。堀場製作所の社是は「おもしろおかしく」だった。実にシンプルで分かりやすい。しかも覚えやすいものだ。
ここでのタイトルは「あなたは、生きたいように生きているか」だった。サラリーマンは生活時間の大半を仕事をして過ごすから、いやなことをして過ごすのは人生がもったいない、という考え方だった。まさにその通りだろう。
人生も、おもしろおかしく生きていければ最高だろう。一人になったら、自分のことだけを考えていればいいという。自分の「快」、(=心地よさ)を求め続ければいいのだった。一日十楽しいことばかりして暮らせたら、いい人生だといえそうだ。