すべての生き残りのキーワードは「改革」・・・

「改革王になろう」中谷彰宏著より。
しばしば「改善」という言葉も聞いたりする。かつてトヨタが行っていた改善は“KAIZEN”と言われるくらいに海外でも知られた言葉となっていた。
しかし、中谷氏は経営者の「改善」という意識のレベルを変える必要があるという。生ぬるい「改善」ではなく、「改革」ことしなければならないと主張していた。
別に組織のリーダーでなくても、「改革」は必要なことだった。その「改革」とはどのようなレベルなのかについて次のように説明されていた。
1、徹底的にすること。そこそこの改革は存在しない。2、痛みを伴わない改革はない。3、改革はゆっくりしたものではなく、スピードが勝負になる。
このことから、思いきった新たなことをスピード感を持って、大胆に実行するすることが大事なことだと思えてくる。生き残るためには、だらだらなど決して許されない厳しさを感じさせる。まだまだ甘いな・・・自分。

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いかにマニュアルをマスターした上で、その人が一味加えるかが大切。
「改革王になろう」中谷彰宏著より。
実に同感するフレーズでもあった。かつて中谷氏の本の中には、マニュアルにはABCがあり、マニュアル通りにやるのはBのレベルだと書いてあったのを思い出す。
Bレベルなら誰でもやれることで何の特長も感動もないだろう。お客さんから見れば、ごく当たり前のサービスにしか感じられないものだ。
さらにそこから進めて、その人独自の良さが出せればAレベルルになるのだろう。たとえば、いつものサービスや説明にプラスαで気の利いたアドリブができればベストなものになるに違いない。
ファストフード店でもスーパーでもデパート、コンビニでもあらゆるサービス業では、マニュアルがしっかりしていれば、仕事もそれなりにスムースに進むことだろう。
しかし、そこから一歩進んで感動レベルまで行くには、経験や努力の他にその人のもつ人柄やセンスがものを言うのではないだろうか、とふと思った次第。

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ノウハウというのは錆びるもの・・・
「改革王になろう」中谷彰宏著より。
ノウハウというとそれを身につければ、ずっとその方法でやればうまくいくと思ってしまうものだ。しかし、時代や環境が変われば必ずしも同じ方法が通用するとは限らないようだ。
それを錆びると表現していた。時代の変化についていくためには、勉強し続けなければならなかったのだ。ということは、ノウハウを持ち続けている人は、常に新しい何かを吸収ししている人だったのだ。
そして、ノウハウを磨いていたのだ。とくに最近はさまざまなものが進化するスピードが早くなっている。そのためノウハウは1、2年で食いつぶしてしまうとまでいう。
大切なことの一つは人に会うことだが、昔のノウハウだけにしがみついているうちは、人も集まってこないらしい。ノウハウはその時点での自信もポイントのような気もするが・・・

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