自分が、まわりの人にとって「面白い人」になれているだろうか。

「3分で金運がついた」中谷彰宏著より。
このセンテンスのあとには、「面白い人に、お金が集まる」とあった。つまり金運と面白い人はセットになっているということのようだ。ここでの面白い人とは、ギャグやユーモアがあったり、ジョークを言う人のことではなかった。
面白い発想、見方、面白い体験、面白いエピソードで楽しませてくれるような人のことだった。観た映画や読んだ本のことを話せる人には金運も転がり込んでくるという。
お金のエキスパートになることではなく、自分自身が面白い人間になることが大事なようだ。同じ場所に遠足に行っても、面白い感想を書ける人とそうでない人がいる。
つまり面白いことを見つける力があって、それを表現できるということだった。松本人志の「すべらない話」という番組では、お笑い芸人たちが、自分の体験を実に面白く語っている。
またそれを周囲の人たちは楽しんでいる様子もいい。人の話を楽しく聞けるというのも、面白い人になる条件のようだ。誰もがあれほどの話芸できるわけではないが、そんな心がけは持っていても損はないかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
好きで、遊んで培ったものが、必ず次の元手になっていく。
「3分で金運がついた」中谷彰宏著より。
遊んでいるうちについた能力は、お金になるという。それも中途半端でないことがポイントではないだろうか。好きなことに打ちこめるというのも能力だった。
確かにこんなことが仕事になっているのかという仕事があるものだ。ほかの人がしていないことだからこそ仕事になるのかもしれない。中谷氏のダンスの先生も、初めからダンスの先生になろうとしたのではなった。
もともとダンスが好きなダンサーだったという。そういえば、プロの監督やコーチはみな好きでやっていたスポーツの選手だったに違いない。はじめからコーチを仕事にしようと考えている人は稀だろう。
中谷氏の父親のことが書かれていた。かつて繊維問屋をやっていて羽振りが良かったらしい。クラブで豪遊していたという。やがて情勢が厳しくなって店を畳んで、スナックを始めたのだった。
その時自分が遊んでいた分、お客さんの気持ちがよくわかったようだ。母親はOLの経験もない専業主婦から、突然スナックのママになったという。しかし、父親は自分がかつて遊んでいたから、お客さんを楽しませることができたのだった。
ある意味真面目だけでやってきた人にとっては、人を楽しませることはかなり難しく感じるのではないだろうか。人から見れば無駄遣いにように見えても、それが金運を育てているということでもありそうだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
不規則な時間の使い方は効率が悪い。
「3分で金運がついた」中谷彰宏著より。
中谷氏は本をたくさん書いているが、それをいったいいつ書いているのかと質問されるという。氏は普通にサラリーマン的にやっていると答えている。
机に向かっているのは朝9時から午後1時までと、夜の10時から1時までだという。午後はボウリングとダンスに行っているそうだ。土日の休みはなく、365日このくり返しだった。
職業作家というのは、サラリーマンのように規則正しい執筆時間だったのだ。むしろ徹夜は効率が悪いようだ。むしろサラリーマンのほうが不規則な生活を自慢する傾向があるしい。
遊びも派手に遊ぶ必要はなかった。むしろ金運がつくような人は、淡々と遊んでいるそうだ。たとえ自由業であっても、規則正しい生活を送っているほうが賢明なようだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・