大衆の心をとらえるネーミングは合議制からは生まれない。

「ネーミングの極意」木通隆行著より。
ここでの小タイトルは「悪いネーミング会議」だった。商品のメーミングは当然ながら一人で決めるわけではなかった。いくつもの会議で時間をかけて決定されていくものだった。
専門家や現場の意見を聞きながら練り上げられていくものだ。その内に当たり障りのない平凡なところに落ち着いたりすることもあるようだ。つまりみんなで決めれば怖くないというように責任も曖昧になってしますのだろう。
自分はこう思うとか、私ならこうするという強い意志が感じられないときもあるようだ。複数の意見でテーマをもみ合ううちに鋭いセンスも消滅してしまうらしい。
作る側の思いこみと受け取る側の感覚がずれてしまうことはよくあることのようだ。それだけヒットする優れたネーミングを生み出すのは難しいということなのだろう。

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