どうしても捨てられず、箱に入れて神棚にしまっている。

「暮らしの風」2008.11月号より。
これもたまたま昨日触れたタイトルと似通っていたので気になった次第。今月のテーマとして“捨てられないもの”というものだった。投書によるものがいくつか掲載されていた。
その中の一つに「息子の手作りの品」というタイトルである主婦の方が書いていた。そのなかのワンフレーズだった。この人の息子が小学生のときに、家庭科で使うから厚い布を欲しいと言われ渡したのがスカートの余り布だった。
すると作ってきたのが、鍋つかみだったという。それは思いがけない母の日のプレセントになったようだ。涙が出るほどうれしかったその一品は油まみれになるほど使ったが、どうしても捨てられずに、箱に入れて神棚にしまってあるという。
そして、その男の子は成長していまはコックになっているという。もしかしたら、その頃から鍋つかみを作るほど料理に関心があったのだろうか。やはり真心がこもった手作りの贈り物は汚れたとはいえ、そうそう簡単に捨てられるものではないのでしょうね。
誰にもきっとどうしても捨てられない一品があるものでしょう。それはしばしば心のこもったプレゼントであったり、親や子供からのお土産だったりするもの。私にもきっとどこかにしまいこんでいるものいくつかある・・・な。(ただそれらを取り出してくるのが億劫なだけで・・・)