幸せな思い出がつまったアイテム・・・

ホームページの「百式」2008.10.20付けより。

このページをはじめ見た時にいずれ取り上げてみたいと思っていたが、それからかなりの日数が経ってしまった。“My Happy Things.”と英語にするときわめてシンプルになるのもいい。

帽子、人形、ケータイ、コート・・・・その人にとって幸せな思い出がつまったアイテムについて語っている。別に人の思い出話をきいたところでどうということはないだろうが、自分にとってもそんなモノがあるかもしれない。
こんな機会に何かあるだろうかとふだんは忘れているモノを思い起こしてみるのもいいかもしれない。で、自分にとってなんだろうと思って部屋を見回してみたら、やはりそれは一冊の古本だった。もう10年以上前に新宿の今はない古本屋で見つけた「プレゼント・ブック」(福田繁男著)という一冊で、もう絶版になっていると思われる。
この本の中のワンフレーズ“プレゼントの心は「魔心」”という部分が気に入っている。プレゼントをする際のヒントが述べられていたので、それは自分にとって幸せな言葉にも思えた次第。
ここには、“本当によろこんでもらえる心”で、考え、創作して贈ろうということが述べられていて実に共感できたものだった。単なる既製品を贈るのではなくオリジナルな遊び心を教えてくれた一冊でもあったな。この本が自分のハッピー・アイテムの一つといっていいだろう。まだ探せばあるかも。
幸せな思い出が詰まったアイテムを淡々と紹介する『My Happy Things』
http://www.myhappythings.com/


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できる男に魅せますセミナー。
車内広告より。
ボケっと車内の広告を眺めていたら、こんなセミナーがあるのに気がついた。これはジャルアカデミーが行う、いくつかのセミナーコースのうちの一つだったが、私はオジサンだからなぜかこれが気になった次第。このセミナーの名称自体がなんだかコピーになっているような気がした。
そして、ホームページの説明には次のように記されている。・・・『“自分力”のある人。それは個性を生かしたビジネススタイルを持ち、相手の信頼を勝ち取るビジネスパーソン。「できる男に魅せますセミナー」は、個性を生かしたセルフプレゼンテーション・セルフプロデュース力を身につけ、“できる男”の演出テクニックを集中的にレクチャーします。』と。
さらに、ここには「あなたの個性を生かす自己プレゼン法を身に付けます。」ともあった。こんなことはけっこう一般のビジネス本コナーにも並んでいそうだが。
“できない男”が“できる男”に変身するためのセミナーだったのだ。やはり、本当にできる男なら人に言われる前に気がついて個性を生かしたビジネスをやっているのだろうな。気になる値段だが「週末2日間、パーティマナー食事代含んで57000円」は高いか安いか。それだけ自腹で払うのはちょっと・・・な。対象者はなせか、「男女問わずビジネスパーソン」となっている。“できる男”となっているのに・・・
他には、マナーセミナー、ビジネスセミナー、テレフォンセミナー、患者接遇マナー1日 コース、シンデレラコース、面接官がグッとくる面接第一印象UPセミナー、就職対策セミナーなど。これらの名称を見ているだけでも結構面白い。
なんだかわからないが、シンデレラコースというのもちょっと気になる。 これは大人の女性のためのマナーレッスンだった。そして「上質な人生を楽しむためのマナー・フィニッシング講座」というコンセプトがあった。かなり余裕がある人が対象でありそうな感じのセミナーのようだが。それにしても面白いセミナー名を考える人がいるもんだ・・・な。

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驚いたことに、いまやあらゆることが「ハラ」である。
「青空の方法」宮沢章夫著より。
まずは、混迷をきわめていたWBCの監督がようやく原監督で決着してコミッショナーもほっとしていることだろう。その加藤プロ野球コミッショナーが原監督に頭を下げている写真がホームページに掲載されていた。
原監督は「日本代表は誇りであり、あこがれ。強いチームを作れるよう力になりたい」と抱負を語った。そして加藤コミッショナーは「快く引き受けていただき感謝しています。」と述べている。さすが若大将!らしい。(とはいってももう50歳だが)
と、ここまでは偶然ハラつながりの前置きになってしまった。ここでのハラとはハラスメントのことだった。○○ハラという表現になるとなんだか軽い言葉のようにさえ思えるが、いろいろなところで使われている。セクハラがその走りだろうか。
コンピューターが使えない人は「テクノ・ハラスメント」、略して「テクハラ」と呼ぶらしい。上司が部下にその立場を利用して理不尽とも思える圧力をかけるのは「パワハラ」となるのだろう。これらのハラスメントは日本語では優位な立場を悪用し相手に不愉快を与えること、つまり嫌がらせと同じような意味になっている。
宮沢氏は、鉄棒の逆上がりができない者を非難するとき「なんだよおまえ、偉そうにしてるけど、逆上がりもできないくせに」と言えば、「サカハラ」だと応用している。当然冗談だが。いつも時間に遅れてくる人には「おまえはいつも時間に遅れてくるな!」といえば「オソハラ」だろうか。あとどんなハラがあるのだろうか・・・

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いやでも味わう、「がっかりするような季節感」・・・
「青空の方法」宮沢章夫著より。
ふつう季節感という場合、それほどがっかりするほどのものはない。しかし、年末に近づくと「胃薬のCM」がとたんに増えてくる。要するに忘年会などの飲む機会があり胃腸に負担がかかるはずという前提でやっているのだろう。酒をしばしば飲んでふだん食べつけないものを食べる量が増えるにつれて胃腸薬のCMも増えてくる。これもまたへんな季節感を感じさせるものだ。
また年末ともなると、パソコン用のカラープリンターのCMも増えてくる。年賀状のためだ。毎月自宅でカラープリンターをコンスタントに使う人はどれほどいるだろうか。むしろ年賀状を印刷するためにパソコンやプリンターを買った人も多いのではないだろうか。
私の場合は毎月数回はカラープリンターは使っているので必需品のようなものだが。当然ながらインクの使用量もそこそこだな。それにしても、一般家庭では師走以外あまり活躍しないプリンターはどうしているのだろうか。まあ、どうでもいいことではあるが。
すでに、大型の電気店には年賀状用の新しいソフトが山積みになって売られていた。でも、別にそんなものに頼らなくても年賀状の印刷はできるし。文房具店に日記や手帳やカレンダーが豊富に揃うようになるとやはり年末が近づいたことを実感しますね。この程度ならややほほえましい季節感でもあるかな。
やや関係ないかもしれないが、決まって年度末(2、3月頃)になると、道路工事が始まったりするのは実に嫌な季節感ともいえそうだが。いきなり道路が片側通行になって、交通渋滞が発生したりして本当に迷惑なこと。