自分がアイデアの種・・・薬品をもっていると、・・・

R25」2006.11.22号より。
この後には「〜違うジャンルの人と一緒になったときに化学変化が起きるんですよ」と述べている。これは、ひところ流行った異業種交流会を思い出させるフレーズでもあった。
“ブレイク・スルー・ポイント”のコーナーで放送作家小山薫堂が述べていた部分にあったものだが、この前提はここにも書いてあるように事前に、本当に“自分がアイデアの種”や専門的知識を持っている場合に限られるかもしれない。
ただ漠然と自分と異なるジャンルの人とコミュニケーションを持ったとしても、お互いに得られるものは少ないだろう。ここでは“種”を“薬品”と言い換えている。それぞれが持っているアイデアをスパークさせれば新しいアイデアが生まれる可能性はある。
昔からよく使われる発想法の基本、ブレーンストーミングとも似ている。個人が持っている脳みそをかき混ぜるところに醍醐味があるのだろう。
と、ここまで書いてきたら先日(22日)歌手の宇多田ヒカルと作家のダニエル・キイスの対談で、宇多田がキイスの言葉からインスピレーションを摑んだことを思い出した。
いずれにしても、たとえアイデアを持っていなくても自分とは異なるジャンルの人の話は勉強にもなるし、興味深いことは確かだ・・・な。(もちろん、自分がテーマを持っていればそれだけ得られるものは多いだろうが)