理系の仕事人には国境がない。

朝日新聞」2006.10.1付けより。
“仕事力”というコーナーで中村修二氏がこの日の最後に語っていたフレーズ。理系の世界的権威がある賞というとノーベル賞を思い浮かべてしまう。物理学賞、化学賞、生理学・医学賞の3部門における受賞は科学分野における最大級の栄誉になっている。まあ、ノーベル自体、ダイナマイトの発明者とされているから当然かもしれない。(実際は文学、平和、経済などの分野も対象にはなっているが)
’93年に青色発光ダイオードを発明した中村氏も受賞してもいいくらいだろう。いまだに受賞していないのが不思議なくらい。世界の様々な発見、発明は優れた理系の人たちによってなされてきたように思えてくる。今使っているパソコンだって、理系の頭脳の賜物だろう。
ところで、わが家ではワイフが理数系で私は文系だった。そのため子供らの数学などの勉強は妻に任せっぱなし。そのかわり英語は私が担当せざるを得ないが。本当は私は文系でもない。単に消去法でそうなっているだけ。つまりただ理数系の頭がないだけなのだ。
話はもどって、中村氏は“理系の仕事人には国境がない”、と述べているが国境がないのはその他の分野でもいろいろあった。たとえば、映画、音楽、絵画などの芸術分野、あらゆるスポーツなどもそうではないだろうか。
とはいうものの、毎日使用するパソコンのことを思えば今まで理系の友人にかなりお世話になってきている。この機械はちょっとしたことで機嫌が悪くなってしまう。そして、トラブルに陥るたびに、私は大学で電気・通信を専門に学んだ友人にしばしば頼らざるを得ない。そのたびに感謝している次第・・・なのだ。