情報バラエティ番組の商品紹介は、広告よりも圧倒的に効果がある。

PRESIDENT2006.4.3号より。
例えばそれはどんな番組かといえば、「おもいッきりテレビ」「あるある大事典」「ためしてガッテン」などだ。これらの番組である商品が紹介されると消費者はすぐにスーパー、コンビニへ走ったりする。
そして、ある特定の商品だけは店の棚から飛ぶように売れていく。メーカーにとっては棚からぼた餅のうれしい宣伝効果だろう。テレビの影響はスゴイものがある。○○が身体にいいと言われるとすぐに売れ出してしまう。
赤ワイン、黒酢、ココア、黒豆豆乳・・・と、知らず知らずのうちに消費者の頭はこだわりはじめる。だからその番組を見た人にとっては普通の豆乳ではなくて、黒豆豆乳でなければならなくなるのだ。
テレビでの説明は“〜〜らしい”という噂話しよりも、ずばりと効能が実験結果の資料、データや画像で示されてわかりやすい。もっとも、これも誰が言っているかがポイントのようだ。医師、弁護士、不動産鑑定士などの専門家の言葉は信じられやすい。
メーカーの宣伝は信用しなくてもテレビの説明は簡単に信じてしまったりする。いい商品だからといって必ず売れるとは限らない。それを誰が“いいもの”と言っているかなのだ。
もっとも、このような情報バラエティ番組を見ない若者には人気タレントのCMのほうが効果があるんだろうか・・・