キーワードの多い本は、薄くても情報量が多い。

「一流の勉強術」鷲田小彌太中谷彰宏著より。
この本のタイトルを見ただけで、勉強術が簡単に身につくのかと期待してしまった。しかし、そんなことはなく逆にがっかりしてしまった。この単行本は180ページほどだったが、ほとんどトクしたと思わせるキーワードはなかったな。
せっかく読んだので、強いてあげるとすれば、上記のフレーズであろうか。キーワードはその人が求めていることで変わってくるのではないだろうか。本の内容の濃さ、面白さは厚さには関係ない。
中谷氏は「一冊読んで、それが面白かったかどうかは、キーワードをいくつマルできたかで決まる。」と述べている。一般的はいちいちマルをつけたりして読んだりはしないもの。面白ければどんどん読み進んでしまうだろう。
ここでいう一冊とは勉強しようと思って読む本のことだろう。マルをするとは線を引いたり、書き込みも入ってるはずだ。しかし、皮肉なことにこの本にはマルをしたい箇所がほとんどなかった。
私は自分で買った本なら、たいていお気に入りの箇所には線を引いたり、意見や連想したことなどを書いたりしてしまう。(そのため、古本屋へ持ち込んでも値段がつかないことが多い。)
また、たとえ、フリーペーパーの冊子の中にも心にひっかかるキーワードが見つかることもある。私にとってはそれが、ちょっと気になるフレーズかもしれない・・・