「楽をして、おいしいお菓子はできない」という気持ちの象徴。

朝日新聞2006.3.8付け生活面より。
仕事考というコーナーで六菓亭製菓社長の小田豊さんがいっている言葉。で、その楽ではないという象徴としてあるのが「ぞうきんがけ」だった。会社訪問の人はこれをみてびっくりするらしい。工場も店舗も事務所も毎日社員総出でぞうきんがけをするという。
最近ぞうきんがけという言葉自体ほとんど聞かれなくなっていたので、新鮮に思えた。“毎日総出で”というところがすごい。これは創業者である現社長の父の時代から続いているという。会社内の家具や什器ばかりでなく、心までぴかぴかに磨かれるのだろう。
もっとも楽をしていては決していい仕事はできないものだ。この会社の業績がいい要因の一つは社内の風通しがいいことではないだろうか。具体的には毎日、365日休まず社内新聞を発行しているのだ。そこには社員から寄せられた意見、情報と社長のコメントが掲載されているという。
毎日400人分を社長はたっぷり3時間かけて読んでいる。以前、この会社の様子はテレビで観たことがある。内容はさまざまで、商品の改善、お客様の声、社員の訴え、さらになんと社長批判までしっかり載せるといいます。社長の小田氏にとって「一情報」は宝の山だと述べている。
新聞の休刊日が無いということは、社長も365日休みなしということだろうか・・・それが何年も続いている・・・?これはすごい!!!