ものごとを先に進めるよりもコントロールしようとする。

ウェルチリーダーシップ31の秘訣」ロバート・レスター著より。
こういう行動をする人は管理職と呼んでいる。ウェルチは組織はスリムにして、管理職の層を少なくすると会社はよくなっていったという。ウェルチの経営理念では「管理はしなければしないほどいい」というものだ。
こんなことを聞くと、今年のプロ野球で日本一になったロッテのバレンタイン監督を思い出してしまう。とにかく野球を楽しもうということで、選手ものびのびとプレーしていたように思える。とくに3戦目まではそう感じた。それが3戦連続2桁得点につながったのだろう。投手も打者も持ち味を十分出し切ってた。
しばしば、管理職と呼ばれる人は「ものごとを単純にしないで、複雑にしようとする。アクセルを踏まずに、ブレーキをかけようとする。」とまでウェルチは言っている。
どうでもいい細かいことに時間を費やすべきではないのだ。大切なのは、どうすれば事態は改善するのか、その明確なビジョンを示すのが管理職の仕事なのだ。人は誰でも管理を連想させるものは嫌いなもの。コントロールされるというイメージもある。
あーだ、こーだと理屈をこねる前に、なにごとも情熱を示すことが大事なんだな・・・