タフな人はカモフラージュすることで、生き延びる。

「なぜあの人はタフなのか」中谷彰宏著より。
タフという言葉で思い出すのはあのSBI代表取締役CEOの北尾吉孝氏ですね。自分から「私はそうとうタフですよ。敵にまわしたら手ごわいですよ」とマスコミを通じてライブドアの堀江氏(フジ・ニッポン放送株をめぐる争いの際)を威嚇してましたね。(今年3月ごろ)
かなり印象的な発言だったので、いまだに思い出します。
実はこれは北尾氏が意識的にタフであるというイメージを演出していたようです。そして事実上、彼の出現と行動(白馬の騎士として)で一時は長期戦と思われていた事態は一気に解決へと向かっていったようでした。
もちろん、北尾氏自身、タフであるからこそ現在の地位をつかめたに違いない。そして、マスコミ向けの発言でさらに強面感をアピールできたのでしょう。
筆者の中谷氏は「タフな人は敵を倒す人ではありません。自分が生きる人です。ヤクザでトップに立てる人は、相手をやっつけた人ではありません。生き延びた人です。」と述べている。
タフな人の反対はモロい人です。そんな人は強力な武器を持っている。しかし、タフな人はむしろ迷彩服のようなものでカモフラージュするのがうまいという。一見強そうに見えるからといってタフであるとは限らないんですね。
今、思い出したのはマラソンランナーです。トップランナーたちは意外にも小柄で痩せていたりしますが、誰よりもタフであることに驚かされますね。
タフさ=執念、粘る力・・・かも。