営業マンは一本のロウソクなのだ。火を点ければ燃え上がる。

PRESIDENT 2005.10.3号より。
“トップ営業が目覚めた「6つのきっかけ」分析!”というコーナーで神田昌典氏(経営コンサルタント)が言っていることば。
何故か気になる・・・ロウソクにたとえているのは、そのうち燃え尽きて終わってしまうのだろうか。そんなふうにも思えた。しかし、ここではそんな意味ではなかった。
彼は売れる営業マンになるためには、マッチ=「自分以外の何らかの力」が必要なのだと言う。マッチとは別の言葉では“きっかけ”ということだったのだ。そのきっかけは多くの場合、降ってくるように訪れるらしい。
具体的には、ある顧客との出会いが、大きな転機にもなる。その顧客とは並みの顧客とは違った試練をその営業マンに与えるのだ。それに答えていくうちに営業マンは鍛えられ成長していく。その他、職場での配置転換、転勤、新しい上司との出会い、取り扱う商品の変化・・・さまざまな外的要因が考えられる。
それらは、決して自分自身からの変化ではない。逆にいえば、個人の力の範囲内で出来ることなどきわめて限られているということかもしれない。
さきほど触れたマッチ=「自分以外の何らかの力」をいかに近づけるかは、日々の地道な努力が基本にあることは確かだ。きっかけをつかむには、明確な目標を設定し、きっちりと経験を積みあげることがポイントのようだ。そんな準備を無視してはいつまでたっても現状からは抜け出すこともないだろう・・・な。