クレーム自体に商品価値がある!

先日「R25」(2005.5.26発行)というフリーペーパーを眺めていたら、「苦情・クレーム博覧会」というのがあることを知った。
これは福井商工会議所が03年から開催している。
だいたいアイデア商品のほとんどは“あったらいいな、あると便利”、などの不平、不満から生まれている。
さて、この商工会議所ではインターネットで全国から苦情・クレームを募集する。→クレームを審査しデータベース化する。→このクレームのデータベースを有料で公開するというものだ。つまりこうしてクレーム自体が商品価値をもってくる。
企業などはその情報を元に商品を開発するヒントに役立てようというわけだ。すでにそんな苦情・クレームからいくつもの新商品が開発されている。
身近な苦情・クレームもこんな加工(データベース化)を施すことで商品そのものになってしまう。やはり量は侮れない!
満足しているうちは何も新しい価値を生み出せないということもいえそうだな。今度、身近な不平不満をこの商工会に応募してみよう。