真に大事なことはタイミングなど選ばずにやることが大切だ。

「使える!『徒然草』」斉藤孝著より
兼好の言葉では「必ず果たし遂げんと思わん事は、機嫌を言ふべからず」となっている。
やろうと思ったことは、いますぐスタートする。すると、それまでとは違ったものが見えてくる。その結果、現実も変わってくる。
きっちり準備をして時機をみてから始めようなどと思っていると、なかなか始められないものだ。そしてそのうちなにか外的要因が発生したりしてますます遅くなってしまったりする。
だから、人から決められた期限とはべつに自分で期限を設定してそれを実行したほうがいいのだ。テンポのよさ、スピード感をつねに念頭においておきたい。
身近なところではお礼状を書く必要がある場合など、“あとで”と思った時点でもう失格なのかもしれない。すぐにハガキや便箋をさがすために動く必要があるのだ。someday(いつか)という日はnever(決してない)とほぼイコールのものと考えたほうがよさそうだ。
使い古されてはいるが「思い立ったが吉日」という言葉をもう一度インプットしておこう。