「やる」ということは自分自身で考え抜いてやり方を編み出すこと。

朝日新聞4/30土曜版より
「先生と親子のためのエネルギー教育フェアー2005」(3/27,28)の中で特別講演をした小柴昌俊氏のことば。
氏は科学というものは単に見たり聞いたりするだけでなく、自分でやってみなけばわからない。「やれば、できる」というのは、そう簡単ではないことだという。問題はそのやることに対してどれだけ本気になれるかどうかだ。
とことん考え抜いて編み出さなければならない。やりとげるんだという気持ち、そして知恵を振り絞ったからこそ、ニュートリノ研究で成果を収め、ノーベル賞を受賞できたのだろう。
科学に限らず、従来あるスタイルから離れてオリジナルなものを作り上げようとするとしたらどうだろう。やはり本気になって考え、自分流のものを編み出さなければならない。しかも、そのプロセスさえも楽しめたらしめたものだが。