万年筆の価格の3分の2はペン先の値段だといわれています。

「ザ ステーショナリー」銀座・伊東屋100年物語より
当然のことながら万年筆の命はペン先にある。いくら軸が高級品でできていようと気持ちよく書けなければ用をなさない。しかもペン先は14金、18金、21金などを使って細心の注意をはらって作られている。
でも、最近は万年筆を使っている人を見たことがない。自分ももうかれこれ20年以上は使っていない。自分のお気に入りのモンブランの万年筆を使っていたころが懐かしく感じられる。そのころは同時に原稿用紙も使っていたな。最近ではもっぱらゲル状のインキ入りのボールペンをまとめて何本も買ってくるようになってしまった。
それから、ノートやメモ以外に書くときはパソコンとプリンターでB5かA4の用紙ばかりに印刷するなってしまった。かなり味気ないかもしれない。