デジタル化された時代だからこそ、キャラクターには手描きのぬくもり

「キャラクタービジネス知られざる戦略」宮下真著より
このフレーズの後にはさらに次のような説明がされている。「フリーハンドで描かれたハートのあるもの、CGにはない手触りのあるもの・・・。いくらユニークで個性的でも、ハートを感じさせないキャラクターは存在価値がない。」
その一例としてミッフィーの絵を取り上げている。それがたとえまっすぐに見えてもすべてプルーナさんの手描きによるものだという。簡単なように見えても、それらは実は一枚一枚にかける時間は大変なものらしい。それによって独特なやさしさを生んでいるのだった。
ここで、ふと我々が日常でたまに書いたりする手紙やハガキのことを思い出してしまった。やはり印刷されたものより手書きのものの方に目がいってしまうのはそのぬくもりのためだったんだ、と。イラストにしても文字にしてもハートが伝わるって大事なんだな。