今日は暑さを征服してやった。

志賀直哉の短編集の後にあった解説「志賀直哉・・・人と作品」藤枝静男より。
藤枝氏がある夏の暑い昼に志賀直哉に会ったときに言われた言葉。
つまりこれは朝から小説を書くことに集中していたということだったのだ。エアコンもない時代の真夏に暑さを忘れるほど没頭しながら創作活動をしているからこそ魂がこもった作品が出来上がるのかもしれないと思った次第。
はたして、自分自身今年の夏にそんな時間を過ごしただろうか、とふと反省させられた。前向きな意味で夢中になれる何かを持てることは幸福かもしれない。