反復練習は本能を鍛える。

反復練習は本能を鍛える。
「勝ちにいく身体」坂田信弘齋藤孝著より。
まず私が知らなかった坂田氏はプロテストに合格して、「ジュニアゴルフ塾」を主宰している人だった。この本は2人の対談形式になっていた。
どんなスポーツも基本が大事だ。しかも型を身につけることも当然必要だった。たとえば柔道なら、一見単純な練習に思える打ち込みの練習をすることで基本ができてくるという。
実戦的ではないようだが、実戦のギリギリの場面で使えるワザを磨くという点では、乱取りよりいいそうだ。
坂田氏は、ゴルフなら6番アイアンが一番効率がいいという。得意なものをつくるということが大事だそうだ。そして戦って勝つためには、得意なもので勝負するのが一番だと語っている。まずは自信をつけることがポイントのようだ。

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強さを作るためには、自信、得意の積み重ね。
「勝ちにいく身体」坂田信弘齋藤孝著より。
これは単にゴルフだけのことではなく、日々の仕事でもいえることだ。人が持っていない強みを持てると、仕事にも自信がついてくる。
結局人にできないことを自分の仕事に生かせればいいのだ。そして、一つ自信がつけば、つぎのものにもチャレンジできる。
勝つための上達のコツを反復練習することで、より自信もついてくるともいえそうだ。それをほかのものにも応用できればいいのだ。仕事のできる人はそれを無意識のうちにやっているのだ。

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上達のコツや集中力というものが、運動で鍛えられている。
「勝ちにいく身体」坂田信弘齋藤孝著より。
齋藤氏によれば、運動部でめちゃくちゃ練習してきた学生は、本を読むということでも格段に上達がはやいという。
坂田氏は、ゴルファーの尾崎を引き合いにだしていた。元はプロ野球の選手だったが、ゴルフに集中してプロになっていた。その次にはワインで、ワイン蔵まで建てている。その次はなんと盆栽だった。
本業と趣味が常にトップレベルだった。またミケランジェロもダ・ビンチも副業のほうが歴史に残っているという。天才は何をやってもすごいんだな!!
つまり一つのことに習熟しようとしていている時の脳の状態が似ているそうだ。齋藤氏は脳みそがいい具合に興奮状態になっていることがわかるという。そこまでどう持っていくかということにもコツがあるらしい。