心身の不調はすべて自律神経のバランスの乱れが原因

心身の不調はすべて自律神経のバランスの乱れが原因。
『「あきらめる」健康法』小林弘幸著より。
仕事にやりがいを感じて、好きだとついつい仕事を優先して、自分n体のことを後回しにしてしまうことがあるという。そのことで人の何倍も心身を削ってしまうのだ。
そのツケが自律神経のバランスの乱れとなってさまざまな症状を引き起こしてしまうそうだ。好きな仕事ならストレスもほとんどないと思っても、そうではないようだ。仕事のし過ぎはよくなかったのだ。
やはり大事なのは交感神経と副交感神経のバランスだった。気をつけたいものだ。

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自律神経は脳と同じくらいに重要。
『「あきらめる」健康法』小林弘幸著より。
今までまったく自律神経については考えたこともなかった。しかしこれを読むにつれて次第にその重要性も感じてきた。
体はすべて脳がコントロールしているように思えるが、そうではなかった。たとえば、呼吸は意識していないが、眠っている青田でもそれをコントロールしているのも自律神経だったのだ。
暑さ寒さにも耐えられるのも、そうらしい。人の生命活動のすべてを24時間、365日縁の下で支えてくれているシステムだった。そう考えればその重要性をもっと意識しなければと思い次第だ。

本当にあきらめない人の強さとは。

本当にあきらめない人の強さとは。
『「あきらめる」健康法』小林弘幸著より。
サブタイトルは自律神経を整える、とあった。筆者は長年この研究をしている医師だった。ここで例として述べられているのは、矢沢永吉さんだった。還暦を過ぎてもスーパースターの代表だろう。
矢沢さんはかつて信頼していた人間に何十億と横領されてしまったが、その後しっかりと復活している。その強さとは、人を恨む気持ちを抑えて、悪いのは自分でチェックしていなったからだと自分のことと気持ちを切り替えられたことだという。
すべての責任を自分が負い、ひたすらステージに立ち続けて、長年かかって借金を完済してしまったのだ。誰もができることではないだろう。
ポイントは「誰かのせい」ということを「あきらめた」からこそ真の「あきらめない勇気」を持てたと筆者は述べていた。
心配事やネガティブな感情はストレスになり、自律神経の乱れは、心と体に大きく影響をおよぼすものだと小林氏は指摘している。気をつけたいものだ。

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ギブアップすることが「あきらめ」ではない。
『「あきらめる」健康法』小林弘幸著より。
「あきらめる」というと、物事を途中で投げ出してやめてしまうことだと考えるが、そうではなかった。漢字では「諦める」となるが、これは「明らむ」を語源としたのだ。
ものごとを明らかにすることだった。
ストレスのない人は誰もいないという。問題はそのストレスに振り回されないことが大事なことだった。ストレスの原因を明らめて、心と体を健康状態にすることがポイントだった。
いろいろな選択肢があると、心は迷って自律神経のバランスを乱してしまうという。ということは、ほかの選択肢を「あきらめる勇気」を持つことが必要だったのだ。

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「あきらめる勇気」
『「あきらめる」健康法』小林弘幸著より。
この勇気でノーブル賞を受賞した山中伸弥教授につて述べられていた。氏は素晴らしい才能に恵まれていた方だが、手術が苦手だったそうだ。そこで臨床医をあきらめて基礎研究に移られたという。
小林氏はこれはものすごい勇気だと思わずにはいられないという。基礎研究は収入も少なく研究費の獲得もままならないからだった。食べていくことさえも難しくなるというリスクもあったのだ。
しかし山中氏はそのリスクを負うことも覚悟の上で、そこならいきいきと輝けるという場所を選んだのだった。
これもあきらめたからこそ大輪の花を咲かせることができたと小林氏は述べていた。

「金をためるより、教養をためよ」

「金をためるより、教養をためよ」
「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。
これは元経団連会長の石坂泰三氏の言葉だった。氏によれば教養とはあわてて本を読んで身につける知識ではなかった。どれだけ人の心に訴える真実をもっているか、どれだけ人に好かれているかだというそう言われてみると、実に深い言葉だと思える。
ここにあるエピソードがあった。それは佐伯チズさんという美容界のスーパースターになった人だった。彼女はどうしても本を出して伝えたいことがあって、出版社にそのことを伝えたところ本を企画して出版してくれたという。
そして出版社が本の印税を支払うために銀行口座を問い合わせると「私、いくら払えばいいんですか?」と聞いたというのだ。素直に払うのは自分だと思ったようだ。
ここの部分には「成功は結果であって、目的ではない」とあった。フローベルの残した言葉だが、なるほどカネは二の次、三の次で、とにかくこれを社会に伝えたいという真摯な気持ちこそが大事だとわかる。

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贅沢な体験は、心を豊かにする。
「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。
ここでの贅沢とは、本物を知っているという意味だった。似通ったものは世の中に多いかもしれないが、やはり本物はそれなりの強さを放っているものだろう。
昔は「贅沢は敵だ」と言われたが、「暮らしの手帳」を主宰していた花森安治さんは「贅沢はステキだ」と言い換えたが。これは素晴らしいフレーズとして残っている。本物の価値を知っていれば、ニセモノはすぐにわかるだろう。
収入の一部を使って贅沢を経験することも筆者はすすめている。レストランも一流といわれるところに行ったことがあれば、後日それを本や雑誌で読んだときもすぐにイメージがわきやすい。また出入りする度胸もつくはずだ。
やはりニセモノを見分けるためにも人生を充実させるためにも、本物の価値あるものを手にしたり目にする体験は必要だと思われる。

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上機嫌は、人が着ることができる最上の衣装である。
「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。
サッカレーという人の言葉だった。
筆者の齋藤氏は「先生は、いつもご機嫌がよろしくて・・・」と会う人ごとに言われるそうだ。しかし、それは職業柄身につけたものだったのだ。
自分を上機嫌に保つコツについて2つあると述べていた。一つは、他人と比べてどうのこうのと思わないようにしていることだった。二つ目は心を暗くしてしまうことは、できるだけ忘れてしまうようにしていることだった。
つまりこの二つを身につければ、人生の悩みのほとんどは消えてなくなってしまうそうだ。それを実践している人のいうことだから本当だろう。心がけたいことだ。

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才能は神様からの「贈りもの」
「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。
才能があることを英語ではgiftというが贈り物と同じ言葉だった。だからいくら努力しても得られないものもあるということかもしれない。生まれつき備わっていることも多いのだろう。
齋藤氏は子供の頃から運動神経はゼロで、学校にはなじめず、友だちもつくれなかったという。成績もトップクラスではなかったという。しかし、氏の良いところは、そんな自分を嫌いにならなかったことだと振り返る。
ポイントは他人と比べてどうのこうのと思ったことはなかったのだ。すんなりと病院の後次になったわけでもなく、大学の文学部に進んだこともあったという。心を暗くすることを忘れて、目の前の仕事を黙々と自分なりに全力を尽くしてきたのだと述懐している。
自分のいいところだけ認めて、悪いところは気にしないことだった。大事なことは上機嫌を保つことだった。波乱を起こさず、穏やかな日々を過ごせるのはやはり上機嫌を意識しているからだろう。

ストレス耐性。

ストレス耐性。
『「嫌な気分」を切り替える技術』齋藤孝著より。
これはストレスを我慢することではなく、ストレスをいかに気にしないようにできるかという資質だという。今までにない発想だった。
つまりストレス耐性が高ければ、嫌な気分に引きずられてパフォーマンス、行動の質を下げてしまうようなことがなくなるのだった。
気分の波をコントロールできれば、状況に冷静に適応できる力がつくようだ。そうすれば不愉快な刺激もあまり苦にならないようだ。
できる人はストレス耐性があるという。なるほどとも思える。煩わしいことも経験することで、成長していることもわかる。余裕のある人は、それなりに経験を積んでいるからだろう。

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発想の転換力は、生きる姿勢を変える。
『「嫌な気分」を切り替える技術』齋藤孝著より。
いい歳の取り方ができる人は、経験を活かし、練れた胆力で事に当たる力がある人だろう。
成熟度の高い人物を「器が大きい人」「度量のある人」「胆力のある人」と呼ぶようだ。なかなかそんな人にはなれないが、日ごろの心がけも大事なのだろう。
筆者は不愉快な刺激を力に変えることができれば、今よりずっと生きやすくなると述べている。ちょっとした考え方次第で、気持ちもぐっと違って、やる気も増してくるようだ。

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耐性は慣れでつくと言ってもいい。
『「嫌な気分」を切り替える技術』齋藤孝著より。
自分が自信を持っていた企画のプレゼンも厳しく批判されると、ショックも大きいだろう。しかし、それが10回目ともなれば、なかり慣れてくるはずだ。ショックも始めの時ほど大きくは感じられないかもしれない。
もし、企画をそれまでに数百も出していれば、当たり前のことにも思えてくるかもしれない。そう言えば、営業の新規開拓も同じことが言えそうだ。はじめはかなりの度胸が必要だが、慣れてくれば、始めからうまくいかないのが普通だとも思えてくるだろう。
脳はストレスにも慣れるようだ。前向きな創意工夫があればやる気も起きそうだ。

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不愉快な刺激というものは、「心の免疫力」を上げてくれるもの。
『「嫌な気分」を切り替える技術』齋藤孝著より。
ストレス耐性を高めることは、からだの免疫力をつけるのと同じことのようだ。免疫力があれば、抵抗力があるということになる。
心の健康を維持するためには、やはり免疫が必要だという。仕事をしていれば、煩わしいこと、厄介なことがつきものだ。それも心のワクチンだと思ってポジティブに受け入れることも必要だったのだ。なかなかできないことだが。
不愉快なことも経験すれば、自分のなかに抗体ができて、免疫力が高められていくということらしい。わかりやすい説明だった。
経験値が増えれば、それまで大変だったことも、そうでもないことに気づくのだろう。どんなことも修行だと思っていけるかどうかでもありそうだ。

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雑誌はマンパワーの集積。
『「嫌な気分」を切り替える技術』齋藤孝著より。
ここでの、タイトルは「期せずして飛び込んでくるものとの出会い」となっていた。その一例として「雑誌」を引き合いに出している。これは雑多パワーの代表格だという。
多くの人たちによって、さまざまなものが取り上げられている。だから、読んでいるうちに。期せずして面白い、興味深い記事に出合うこともあるのだった。
そうすることで、脳に刺激が与えられる。筆者の場合、偶発性がアイデアのヒントになることもけっこう多いという。
ふだんは手に取らないような雑誌を読んでみるなど、異種性に触れることは、自分を揺さぶる練習にもなるようだ。筆者は、人生に雑用などないとまでいう。

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人間は腸内細菌に生かされている。
『「嫌な気分」を切り替える技術』齋藤孝著より。
人間の体には「常在細菌」と呼ばれる大量の細菌が生息しているという。皮膚、鼻腔、口腔、消化管などは、外部の微生物の侵入から体を守っているようだ。
大腸、莫大な数の細菌の棲み家だった。腸には100種類、100兆個もの細菌がいるのだった。重さでは1キロ以上にもなるらしい。
そして、人間の免疫力の70パーセントを働かせているのが、腸内細菌だった。この腸内細菌が、外敵と闘ってうまく消化して受け入れてくれるから、ちょっと危険なものも食べても平気だったのだ。
消化器官は、腸内細菌の力を借りて、食物というさまざまな異物を栄養素にまでしてしまうのだった。意外なことだが、人間は腸の付属物という考え方もあるようだ。

マーケティングより自分が信じることのほうが重要。

マーケティングより自分が信じることのほうが重要。
AKB48の戦略!」田原総一朗×秋元康著より。
秋元氏は、川の流れをたとえに出している。上流にはこんな魚が何匹います、下流ではこうなっているとはいっても、次の瞬間魚たちは動いているという。だから、分析するよりむしろ自分が信じた場所でじっとやり続けることが大事と述べている。
ヒットするためには、みんなが考えないことをやることのほうが確率が高いという考えも持っていた。当然勇気と度胸もいるはずだった。
人は初めてのことが一番エキサイティングだともいう。確かに誰もやっていなければ、モチベーションも上がるはずだ。逆に考えれば人と同じことをやっても面白味も全くない。たとえ、失敗はしなくても、満足感はないだろう。創意工夫こそがモチベーションを上げる元だろう。
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エンターテイメントでいちばんつまらないのは「予定調和」。
AKB48の戦略!」田原総一朗×秋元康著より。
AKBにはそれがないからおもしろいと秋元氏は語っている。何事も段取り通りいってしまえば、何の感動もインパクトもないだろう。一例でいえば、オーディションで落とすのは、完成された女の子だという。うまければいいというものでもなかった。
面白いのは、意外性や予測もしなかったことが起きた時だろう。ただ台本通り完璧に終われば、ファンはそれで満足というわけではなかった。むしろ雰囲気はファンによって作られることもあるようだ。
当然それは予測もつかないことでもあるのだろうが、盛り上がりはそんなところにも秘密がありそうだ。AKBはいろいろなことを実験しながら成長していっているようにも思える。

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AKBは、ネットで世界中どこからでも見ることができる。
AKB48の戦略!」田原総一朗×秋元康著より。
ここでのタイトルは、「ジャカルタのファンはネットで日本のAKBを知っていた」となっている。アジアの人たちは、日本への憧れがあり、日本アニメに対する評価も高いから、みんなインターネットで見ているという。
ネットは国境をなくしてしまったような気もする。海外では、日本に行ったことはなくても、日本のことはよく知っているようだ。AKBはアメリカでも知っている人がいるという。
秋元氏は口コミでAKBを伝えようと思っていたらしいが、現代ではそれがネットという状況になっていたのだ。インドネシアは、東南アジアでいちばんインターネットの利用者が多い国だそうだ。

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「人生はデッサン」
AKB48の戦略!」田原総一朗×秋元康著より。
デッサンをするとき、たった一本の線で正確に輪郭を描く必要なはいのと、同じように何本もの輪郭を描いてだんだん形をつくっていけばいいのだという。つまり少しぐらい失敗しても、それは関係ないことだった。太い一本の線を引くための練習でもあるのだろう。
AKB自体も似たようなものだと秋元氏は考えているようだ。だからファンが育ててくれるという考え方も出てくるのだった。
多くの人は一発で決めようと思うから、すごく肩に力が入ってしまうという。それは失敗を恐れてしまうということだった。デッサンで線が曲がってしまったら描きなおせばいいだけのことだった。
田原氏も試行錯誤や紆余曲折ばかりやってきたと振り返る。むしろ人生なんて失敗の積み重ね、挫折の積み重ねだともいう。しかし、それを恐れたら前に進まないことも確かだ。
秋元氏はそれに対して、「失敗するかもしれないというリスクの先に未来がある」とも語っていた。なるほどと思わせる、宣伝コピーのようだ!!!

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あがっちゃうのは、期待されていて、いいことを言おうと思うから。
AKB48の戦略!」田原総一朗×秋元康著より。
秋元氏は何百人もの前で講演しても、全然あがらないという。それはもともと一介の放送作家で、誰からも何も期待されていないから、あがらないという。AKBが大成功したのも、もともと期待されていないからだという。
しかし、自信はすごくあったともいう。だからいつも自分がドキドキするおもしろいことをやりたいと思っているそうだ。選抜総選挙も、じゃんけん大会もガチでやるからこそ面白いのだった。だれもがドキドキするのだ。
田原氏も、「朝まで生テレビ!」でドキドキしるという。しかも、自分は失敗するんじゃないかと思うからおもしろいそうだ。やはりプロは考え方が違う!
スポーツの生中継と同じで先が見えないからこそおもしろい。秋元氏も田原氏も、おもしろいことしかやりやくない、おもしろくない仕事は一切しないというところでは一致している。
田原氏は最後に、「いくら成功しても儲けても、おもしろくなければ、やり残したことがあると思うだろうね」とも語っていた。なるほどそれは言えそうだ。時間がある限りおもしろい経験をしたいものだ。それにはチャレンジと創意工夫がポイントだろうな。

企画の原点は「根拠のない自信」

企画の原点は「根拠のない自信」
AKB48の戦略!」田原総一朗×秋元康著より。
この本のサブタイトルは秋元康の仕事術となっているように、田原が秋元に質問をしながら、仕事術を探っている。
そこで、企画について秋元が述べていることが上記フレーズだった。要するに、根拠を求めようとするから、みんな同じところへ行ってしまうのだという。
そう言われてみれば、そう思えてくる。会議をやって多数決をとれば当たり障りのないところに落ち着いてしまうのと似ている。それでは面白くもない。
大事なことは、自分が面白いと思うのが正解で、根拠はいらないのだった。そういえば、かつて自分も営業では、人とは異なるコミュニケーションをしていたことを思い出した。それは、自分が面白いと思ったからやったことで、12年も継続していた。誰もやっていないからこそ、モチベーションも上がるともいえそうだ。

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「刺さるコンテンツでなければダメなんだ」
AKB48の戦略!」田原総一朗×秋元康著より。
これは秋元氏が会議で一番よく口にした言葉だった。認知と人気は別ものだという。ただ知っているだけではダメで、どこそこへ出かけてこの人に会いたいというのが人気だという。またこの人のためなら行列をしてもいいということでもあった。
食べ物屋でもまったく同じだろう。実際にそこに行って食べたいという行動を起こさせるほどのものでなければ意味はない。ヒットするということは実際にお金を出して買わせる行為でもあるのだ。
本当に欲しいもの、それがグサッと刺さるコンテンツということらしい。それがAKB48の場合、スタートも今も、テレビよりアキバの劇場でもあったのだ。

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「カルピスの原液」のようなものを作る。
AKB48の戦略!」田原総一朗×秋元康著より。
これは秋元氏が語っていることだった。その原液があれば、いろいろと応用が効くのだろう。原液があれば、炭酸で割ってカルピスソーダができる。お湯で割ってホッとカルピスもできる。
そういえば、つい最近マクドナルドではカルピスシェイクも売られていた。一度飲んだら美味しいからクセになってしまった。
つまり大もとをもっていなければ、仕事として面白くないのだという。確かにそれは言えそうだ。美味しい料理を作って、さてどんなお皿に盛るかと考えるのが順序だという。わかりやすい例えだ。

知識が豊富な人ほど、余裕があるからしゃべらない。

知識が豊富な人ほど、余裕があるからしゃべらない。
『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。
ゆっくり、いい話し方をマスターするには、勉強も大事という。そのためには、自分の感性を刺激し、心を豊かにしてくれる本を読むことらしい。
そして、本物の知識を得た人には余裕が生まれるようだ。その結果として、自律神経も安定するから、ネガティブなことも余計なこともペラペラしゃべらなくなるという。
これはほんのちょっとした心がけだろうと思える。グチでストレス発散はネガティブなスパイラルにはまる原因になることが多いという。ネガティブな感情はすべて副交感神経の働きをガクンと下げて、自律神経のバランスを乱す作用があるのだった。気をつけねば。

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美しい姿勢でゆっくり一定のリズムで歩く。
『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。
これは一日を快適にスタートするポイントらしい。しかもその日一日の成功、不成功さえ左右してしまうというから気をつけねば。
まず、背筋を伸ばして肩の力を抜くことだった。そして頭の中心がまっすぐ空につながっているような意識で首を伸ばす。また脚ではなく、おへそから前に出すような気持でゆっくり一定のリズムで歩くのが理想らしい。
その結果、呼吸も自然にゆっくり深くなり、副交感神経の働きが上がって、自律神経のバランスが整い、血流もよくなり気持ちまで落ち着くという。試してみたいものだ。
調子が悪い時ほど、この理想的な歩き方を意識するのがいいらしい。

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対応策をゆっくり紙に書き出す。
『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。
これは何か起こったときに、いったん座ってすることだった。これは自律神経のバランスを整える秘策であり究極の危機管理でもあったのだ。
仕事以外でもこれは応用できることだった。怒りうることのシミュレーションとその対応策を書きだせば、頭の中でごちゃごちゃ考えていたときよりは、不安な気持ちも軽減されるという。
これは気持ちよく生きるためのノウハウだという。これができれば仕事もでき、人生の達人にもなれると筆者は述べている。日ごろからそんな訓練をしておくべきなのだろう。

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焦ったときや緊張したときは「手を開く」。
『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。
よく肩の力を抜くといいともいわれるが、むしろ手を開く方がもっと効果があるらしい。
頑張ろうと思えば、握りこぶしに力が入ってしまうそうだが、それでは緊張は解きほぐれないようだ。血流をよくするためには、手を開くのがよかったのだ。
意識して手をパッと開き親指の力を抜くのが正解だった。また筆者は1:2(ワンツー)呼吸法をすすめている。これは1で吸って、二倍の長さで吐くことだった。吐くときはゆっくりというのがポイントだった。これで自律神経も整うらしい。

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「踏み出せば、その一歩が道となる。迷わず行けよ」
「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。
これはアントニオ猪木の言葉だった。齋藤氏は、めったに人をうらやましいと思わないという。しかし、北原照久さんの白亜の邸宅をテレビでみた時は一瞬羨望を覚えてしまったという。雑誌でもみたことがあるが、海に面している元皇族の別荘は素晴らしいものだった。
北原氏がブリキのおもちゃのコレクションを始めたころは、ただの勤め人だったらしい。
しかし、その道を究めていくと誰も成し遂げなかったレベルのコレクションになったのだ。数年前にデパートの展示会でちょっとだけ話をしたが、腰の低い人だった。
邸宅の載っている雑誌の切り抜きを持って、「いつかこの家に住む」と語り続けたという。そして有言実行してしまったのはスゴイ。夢を諦めなかったことで実現してしまったのだ。執念というべきだろう。

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誰の人生にも、新しい出会いをもたらす扉がいくつも用意されている。
「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。
筆者の父は齋藤茂吉で東大医学部卒の医者だったが、歌人としてのほうが有名だ。それは作歌に非常な興味を覚えて、さかんに歌をつくって才能を磨いたからだった。
茂吉32歳の時の歌集「赤光」は、芥川龍之介に衝撃を与えたほどだったという。
最初のきっかけは、高校三年の時に神田の貸本屋で目にとまった一冊の本だった。それは「子規遺稿「竹の里歌」を借りたことだった。ふとした出会いが、生涯をかけて惜しまぬ歌の世界の扉を開いたようだ。
だからこその、タイトルにあげたフレーズだったのだ。チャンスは誰にでもあるということらしい。ビジネスも同様なことが言えそうだ。

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悲観主義は弱さを招き、楽観主義はパワーをもたらす。
「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。
これはウィリアム・ジェイムズの言葉だった。実に真実をついていて、普遍性が感じられる言葉だ。まさに、納得できる。たまに根拠のない自信がものごとをうまく運ぶきっかけになると聞いたことがある。それと似ていそうだ。
前向きにことに当たれば、うまくいくことも多いらしい。自信を持つことがスタートだろう。自分の価値は自分が一番知っているのだろう。
心の持ちようで結果も異なってくることも多い。
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他人の意見で自分を変えることは、しない。
「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。
このしっかりした言葉はメジャーリーガーのイチローが残している。まだまだ現役で頑張っている。それだけ自分は野球に対して自信をもって生活しているからだろう。
日々の生活習慣が結果となることを経験から学んできたのだろう。
人からの意見で始めるよりも、自分が必要だと思ったときに始めるほうが長続きしそうだ。また自分で考えたことは、やはりその効果や結果が楽しみでもあるものだ。それに比べて、人の意見でやったことは面白くもない。
健康法も自分で考え出した、オリジナルなもののほうが継続しやすい。